タカ目コンドル科 [英名] CALIFORNIA CONDOR [学名] Gymnogyps californianus 全長117〜134cm 翼開長約270cm 【分布】北アメリカ西部
カリフォルニアコンドルは19世紀には北アメリカ西部の海岸でふつうに見られたが、乱獲などで、1982年には21羽にまで数が減り絶滅寸前になってしまった。 しかし、その後、飼育下での保護・繁殖がうまくいき、野生復帰をはたしたものもふくめて、約200羽が生息している。
繁殖地はカムチャツカやサハリンなどで、日本には冬鳥として2000羽前後が、北海道、本州北部へ越冬にやってくる。開発による生息地の減少のほかに、エゾシカ猟の鉛弾を死体といっしょに食べて中毒死する個体があとをたたない。鉛弾が禁止された2001年以降も約20羽のオオワシ、オジロワシが鉛中毒死しており、ハンターの鉛弾使用が続いていると思われる。