オウム目オウム科 [英名] BLUE-THROATED MACAW [学名] Ara glaucogularis 全長85cm 【分布】南アメリカ(ボリビア)
オウムのなかまは美しい羽を目的とする狩猟がやまず、RDBに記載されている113種のうち、実に19種がすでに絶滅している。 アオキコンゴウインコは、ボリビア北部にのみ生息する大型のインコで、ワシントン条約(CITES)1に記載され、商取り引きが禁止されているにもかかわらず密猟が絶えず、生息数は、わずか数十羽ともいわれ、絶滅寸前である。
コンゴウインコのなかでも、とくに大型のインコで、全身美しいスミレ色の羽毛におおわれる。その羽毛や食肉目的のために多くが狩られ、また生息地の開発のために20世紀後半に急速に数が減った。 近縁種のコスミレコンゴウインコAnodorhynchus leariは、さらに数が少なく、わずか150羽前後しかいないのではないかと考えられており、絶滅寸前である。