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レッド データ アニマルズ

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霊長目(サル目)
オナガザル科

[英名] JAPANESE MACAQUE
[学名] Macaca fuscata

体長47〜60cm 体重8〜16kg
【分布】日本の本州、四国、九州

 ニホンザルはサルのなかまで最も北に分布するサルで、本州・四国・九州にすむホンドザルと、鹿児島県の屋久島にすむヤクシマザルに細分化される。岩の多い森林に数頭〜百頭くらいの群れでくらし、昼行性で果実や木の葉、昆虫などを食べる。開発による森林の減少により農耕地に出没して害をおよぼすこともあり、害獣として毎年1000頭ほどが捕獲されている。ただ、その生息地は極度に分断されており、「北限のサル」として知られる下北半島の個体群と東北地方の個体群は「絶滅のおそれのある地域個体群(LP)」として日本版レッドデータブック(JRDB)に記載されている。

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霊長目(サル目)オナガザル科
[英名] YAKUSHIMA MACAQUE
[学名] Macaca fuscata yakui

【分布】鹿児島県の屋久島

 ニホンザルの亜種で、屋久島だけに約3000頭が生息している。ホンドザルとくらべて毛色が灰色をおび、子どもが黒っぽいという違いがある。森林にすみ、果実や昆虫などを食べる。生息地の一部は国立公園として、また世界自然遺産として登録されているが、全体としては減少しており、レッドデータブックでは絶滅危惧種に、日本版レッドデータブックでは準絶滅危惧種にランクされている。