野生のフタコブラクダはレッドリストの当初から生息数激減で、EN(絶滅寸前種)にランクされていた。しかし、モンゴルではいぜんとして密猟が続いており、水場が家畜に占領されたりして生息域は年々少なくなっていった。最近の調査では1985年以来のモンゴルでの減少は45%にもなり、この傾向が続けば2033年にはなんと84%も減少してしまうことが明らかになった。
|
 |
その結果、最新のレッドリスト2002年版ではついに絶滅寸前種(CR)にランクされた。しかし、効果的な保護対策は未だに実施されておらず、このままでは野生のフタコブラクダは絶滅してしまう可能性がきわめて高い。 |