
カイギュウ目ダイカイギュウ科
[英名] STELLER'S SEA COW [学名] Hydrodamalis gigas
全長7.5〜9.0m 体重約4000kg
【分布】北太平洋(ベーリング海)
【絶滅】1768年
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1741年、ベーリングを隊長とする探検隊が、北太平洋の(現在の)ベーリング島で座礁した。その時、巨大なカイギュウ(ジュゴン、マナティーのなかま)を発見し、報告者の博物学者・ステラーの名前をとってステラーダイカイギュウと名付けられた。報告によって一帯がラッコ、アザラシなどの宝庫であることがわかったため、草食性でおとなしいステラーダイカイギュウは狩猟者の食料として大量に殺され、1768年、イワン・ポポフという男が「カイギュウが2、3頭いたので殺した」というのが最後の記録となった。発見後、わずか27年目のことである。 |